SYMPOSIUM
シンポジウム

2016.11.15

第13回 団地再生シンポジウム サステナブル社会の団地再生まちづくり

今日本で、世界で起こっていること

かって地域の高度経済成長を支えた住宅団地の「再生」が様々なかたちで進んでいる。先年から始まった国交省補助事業もあって、リノベーション・まちづくり運動が全国で展開されている。少子化高齢化、地域の活性化、エネルギーシフト、空き家遊休資産の利活用などの課題を担った様々なプロジェクトが、それぞれの場所の条件、プロジェクト規模、住民のライフス
タイルに対応するかたちで取組まれ、関係者・組織間の的確な連携によりスムーズに進められるようになった。
 我々のシンポジュウムは毎年開催してすでに13 年がたつた。この間に我々を取巻く環境は大きく変化し、その変化に応じた解決策が提案され、検証され、蓄積されて来た。今回のシンポジュウムでは、2050 年を目途とする我が国のサステナブル社会実現に寄与出来る「団地再生・まちづくり」とは何かを探る。そのために今日本で、また、世界で起こっていることを俯
瞰し、現在の課題と対策とを点検し、団地再生・まちづくりを担う「プロフェッショナル」と「プロジェクト支援リソース」とに焦点を当てて探ることとした。

■ プ ロ グ ラ ム   司会:奥茂 謙仁(団地再生支援協会 理事、市浦H&P 常務)
 14:00~14:10 開会挨拶:松村秀一(会長、東京大学教授)団地再生支援協会の新方向、活動の方針
 14:10~14:20 来賓挨拶:伊藤明子(国交省住宅局審議官)
( 第1 部:報告)
 14:20~15:10 国内報告:大島芳彦(ブルースタジオ) 実践してきた団地再生プロジェクト、今後の展望
 15:10~15:40 海外報告:ドイツ視察団(団地再生支援協会)サステナブルまちづくりの全体最適解-ドイツの現状
 15:40~16:10 海外報告:松永安光(HEAD 研究会理事長)デザインマインド溢れる団地再生投資-欧州他の事例
 
(第2 部:討議) 司会:田島 則行(団地再生支援協会 理事、千葉工業大学助教)
 16:20~17:30 パネル:
 横山禎徳(特別会員、東大EMP 教授)社会システム-価値創造、流通等産業インフラの整備
 太田 潤(UR 都市再生機構 ウェルフェア総合戦略部長)団地再生-ミクストコミュニティ形成
 内山博文(リノベ住宅推進協会長)地域の不動産を束ねて、新たな価値を創造する
 奥茂謙仁(理事、市浦H&P 常務)団地再生まちづくりの公・共・民の一体的な連携