2026.6.11
谷戸地形で高低差の大きな土地に立つ団地の改修計画。周辺を含め移動負担の大きなエリアにある。団地の既存建物を標高の高い側の周辺住宅地のGLラインに合わせて上階部分を減築し、その屋上を新たな地盤面とみなし、小学校への平坦なルートを新設の橋状の構造物で確保、EVの設置で地面との行き来の負担も低減している。新たな地盤とみなした既存躯体の上には新たな戸建て住宅が計画されている。
団地の既存建物を使うことで団地住民の住環境の改善だけでなく、周辺の住宅地の移動負担の低減まではかろうというアイデアが良かった。しかしながら、橋状の構造物のスケールや量が過大に感じられた点に改善の余地がありそうである。
また、団地の既存住宅の外周にバルコニー状のスペースを追加して、新たな使い方を提案、既存の団地の住民、周辺住民、新たな住民の活動が作り出す風景をイメージしていることも評価された。こちらのアイデアは既存住宅の間取りをそれほどいじることなくできそうで、小さな改変で大きな効果を生み出しそうであった。


