2025.10.11
日本建築学会 のウェビナーに当協会の松村秀一会長と特別会員の大月敏雄教授が参加されます。
日本建築学会 建築計画委員会 UR集合住宅団地・保存活用小委員会 企画
シンポジウム
「スターハウス・サミット ― 歴史的集合住宅の保存・活用の方法を考える」
●概 要:
2019年、UR旧赤羽台団地のスターハウス等4住棟が戦後の住宅団地として初の国登録有形文化財となった。
欧州では1世紀以上前の住宅団地を文化財として住まいながら保存活用することはこれまで広く行われてきたが、日本では、戦前はおろか戦後の集合住宅も次々と建て替えられていく状況にあった。
だが戦後初期の住棟の希少化もあり、赤羽台のスターハウスを皮切りに、近年歴史的な集合住宅の価値が認められるようになってきたといえる。事実、その保存活用に取り組む自治体も現れてきている。
今後日本で集合住宅の保存活用を進めていくためには、学術的に建築の価値を評価すると同時に、保存活用のためのネットワークを作り、課題や方法を共有していくことが重要である。
UR集合住宅団地・保存活用小委員会では、歴史的な集合住宅保存の現場を訪ね、自治体関係者と意見交換を行ってきた。
その取り組みをもとに、歴史的な集合住宅団地の保存活用や維持・公開に取り組む自治体関係者を招き、「スターハウス・サミット」と題する会議を開催する。従来の団地再生にとどまらず、集合住宅の歴史的価値、文化財としての価値にも注目しつつ、保存活用の方法を考える場としたい。
●日 時:2025年12月6日(土)14:00 ~17:00
●プログラム:
・主査挨拶:松村秀一(神戸芸術工科大学)
・趣旨説明:海老澤模奈人(東京工芸大学)
・報告1:長崎県営 旧魚の町団地 48型:森泉(長崎県)
・報告2:静岡市営 羽衣団地 48型:小澤映里(静岡市)
・報告3:芦屋市営 旧宮塚町住宅 52FC型:島津久夫(芦屋市)
・報告4:福島県営 野田町団地 スターハウス 54C-2型:綿谷彰夫(福島県)
・討論:登壇者+小委員会委員
コメンテーター:吉原勝己(スペース Rデザイン)
・まとめ:大月敏雄(東京大学)
●開催方法 :オンライン配信(ズームウェビナー)
●定員 :300名(申込先着順, 11月30日(日)締切)
●申込方法:Web 事前申込み
http://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=713659よりお申し込みください
●詳細:添付資料をご参照ください。