RENOVATION
更新による再生

2023.5.23

更新による団地再生研究会 2023年 第1回が行われました。

テーマ:ストック再生と資金調達(性能アップ改修の実現と課題)
日時:2023年5月15日
参加者:砂金(司会)・花牟禮(㈱アール・アイ・エー)、奥茂(㈱市浦ハウジング&プランニング)、村林(アーバンクロス技術士事務所)石井・村上(団地再生支援協会事務局)
Web参加者;澤田(団地再生支援協会最高顧問)、安孫子(㈱ジェス)、横谷(YKK AP㈱)、山森(共立女子学園名誉教授)、田村(㈱アークブレイン)、山田(㈱鳩の森コンサルティング)、森田(東京工芸大学)、桑原(㈱URリンケージ)


主旨:
・今後は、等価交換型の建替えは事業的に困難との声が多く聞こえる中、修復(ストック型)再生についても、外部資金が期待できない一方、通常の修繕積立金では維持・保全は可能でも性能アップを図る内容にはいくつものハードルがあると考えられます。
・管理組合の努力やモデル事業への採択などで、既存団地ストックで性能アップ再生を実現した事例はあるが、社会的問題としてのマンション・団地の老朽化に対応し多くのマンション・団地も再生を普及させていくためには、まじめな維持管理を続けている「普通の管理組合(活動)」であれば実現できる再生のモデル(システム)を構築する必要があると考えます。
・こうした視点から今回の研究会では、階段室型の標準的な団地モデルを設定して、性能アップ改修の費用を試算し、これに対応した資金調達の方法を組み合わせて区分所有者の負担を推定し、ストック再生についての全体としてのハードルと対応について、意見交換を踏まえて共通認識を持つことを目的としています。
・また、提示したようなストック再生が可能とした場合、われわれ専門家がどのような役割を果たせるのか、こうした知見を社会に広めていくためにはどのような方法があるかについても意見交換したいと考えます。


第1回目である今回は、今後議論していくにあたり、議論の前提となる以下の内容の議論を行いました。
・検討する団地のモデル
・改修の項目と費用
・補助金の試算
・資金調達(ローン)
・専有部分のリフォーム
・戸当たりの負担額
・私たちが支援できること

今後、今回の議論を踏まえ、検討を重ねていきたいと思っています。

以上